奈良吉野路・吉野山は、有名な桜の名所。「一目千本」といわれ、麓に近い下千本から奥千本へと開花していく様は圧巻。

桜といえば「ソメイヨシノ」。ソメイヨシノは東京生まれらしいが、“ヨシノ”の名は桜の名所である、ここ“吉野山”から採られたのだとか。

修験道の本尊である蔵王権現の御神木とされた桜は、金峯山寺（きんぷせんじ）への参詣が盛んになるにつれ献木によって植え続けられ、現在では３万本を超える。

しかし…私が行った時には、「下千本」がようやく開き始めたところで、ハイキングコースにもなっている「中千本」、「上千本」は、まだつぼみも硬く…(;_;)

1/320 f=4.6 46mm ISO-50

+0.3EV

2003.04.06 10:13

長谷寺本堂へ続く399段の登廊（のぼりろう）。途中振り返り、見下ろして撮影。段数を聞くと、写真を見ると大変そうだが、勾配は緩やかで、私の脚力なら へっちゃら(^_^)v

長谷寺は真言宗豊山派の総本山として、 末寺は全国に三千余ヶ寺を数える。

そんな立派な由緒あるお寺なのに(^_^;)…『長谷寺ホームページ ( http://www.hasedera.or.jp/ ) 』ってば、お坊さん達がオチャラケていて、なんとも柔らかい雰囲気だこと。

バスガイドさん（ベテランのおばちゃん）は、「鎌倉の長谷寺（浄土宗鎌倉海光山 慈照院長谷寺）は、ここの末寺」と説明してくれたけど、宗派が違うなぁ…

4/19『百寺巡礼（テレ朝）』を見ていたら、「後に、真言宗は浄土宗も受け入れるようになった」とのこと。

カメラ　DMC-FZ1

レンズ 35-420mm(f=2.8)

1/30 f=3.3 38mm ISO-50

2003.04.06 12:56

長谷寺本堂（重文）の外舞台から、五重塔を望む。

前日は雨の中の観光となったが、この日は文句なしの快晴に恵まれた。

周囲の山には杉が生い茂り、深い緑色に包まれ、満開の桜との良いコントラストを演出していた。

淡いピンクの桜を前景に、浮かび上がるようにそびえる朱塗りの五重塔。日常を忘れさせてくれる情景。

1/125 f=4 122mm ISO-50

2003.04.06 13:03

長谷寺の五重塔。真下まで行き、桜を前景に入れてのショット。

なお余談ながら、この隣には『三重塔跡』があった。焼失してしまったそうである。

1/200 f=4 68mm ISO-50

+0.3EV

2003.04.06 13:03

長谷寺の参道脇にあった、不思議な紅梅。写真のとおり、樹皮に直接花が咲いていた。

この梅に気付いた観光客はみな足を止め、この珍しい梅の古木に、しばし見入っていた。

「紅 梅」　桜井市指定天然記念物

樹幹は、三度にわたる老化・腐朽により、ジグザグに成長し、樹皮の割れ目より直接歯花芽が出て、各所に群がって開花している。

樹齢は300年以上、花は淡紅色中輪の八重咲、結果率は極めて低い。

（平成13年7月指定）

1/60 f=2.8 266mm ISO-50

+0.3EV

2003.04.06 13:53